ピピとピピ2

特定非営利活動法人ぐりぐりの放課後等デイサービス・ピピと児童デイサービス・ピピ2のブログです。毎日元気にぐりぐり遊ぶ様子が残せたらいいなぁと思っています。

気もちのもちかたでは不正がふせげない

先月おこなわれた県の集団指導で、
事業停止処分をうけた事業所についての説明があった。
逮捕されたひとたちは責任感がなく、ひどい経営ぶりだったけれど、
のこされた職員たちは、いいひとばかりだった、
とはなされる。
「みなさん子どもたちがかわいくて しかたがないふうだったし、
いい支援をしたいという気もちをもったひとたちだった」
ということだ。
そういうひとたちがいて、なぜあのように残念なことがおきたのか、不思議でならない、と
しきりにいぶかしがっておられる。

気もちのことをいわれる県の方にたいし、
わたしは違和感をもった。
あつい気もちがどうとかではなく、
専門的な支援をわれわれはもとめられているのではなかったか。
気もちはあって当然だ。
そのうえで法律にそった責任ある経営と、
障害者(児)への適切な支援を提供する責任が、事業所にはある。
気もちのもちかたでは不正がふせげない。
だから行政は、現実にどういう経営と支援をおこなっているかを
指導してきたはずだ。
いざ事件がおきて、職員さんはいいひとばかりだった、
といわれると、なんだかがっかりしてしまった。
(吉田 淳)