ピピとピピ2

特定非営利活動法人ぐりぐりの放課後等デイサービス・ピピと児童デイサービス・ピピ2のブログです。毎日元気にぐりぐり遊ぶ様子が残せたらいいなぁと思っています。

春から冬に記憶が直結する。夏なんて、ほんとにあったのか?

さむくなってきたので毛布が必要になった。
クリーニング店のビニールから毛布をだす。
ひさしぶりにみる毛布のはずなのに、
ついこのあいだまでお世話になっていた気がする。
いったい、今年に夏なんてあっただろうか。
春から11月へと記憶が直結し、まったくなんの違和感もなしに
毛布にくるまった。あつくて汗をかいていた時期があったなんて
しんじられない。

ストーブもそうだ。これをつかわなかった時期があるなんて
しんじられない。
たしかに、ついこのまえまでストーブであたたまっていたではないか。ネコたちも、ごくあたりまえそうに、ストーブのまえに陣どっている。彼らもストーブとのつきあいをわすれていない。
フリースも。手袋も、マフラーも。みんなこのまえまでつかっていたものだ。手の感触が、わたしにそううったえる。
ちょっとおしいれでながめにやすんでいただけではないのか。

冬の準備にはいると、
ほんのついこのまえまでつかっていた記憶がよみがえり、
すこしのあいだ混乱する。
なつかしい再会ではなく、どうかんがえても、
冬はついさっきまでそこにあったのに。
「おひさしぶり」ではなく、「こんにちは」
というあいさつがいまの気分にふさわしい。