wwwとはなんなのだ
wwwwwwという記号をよくみかける。
しばらくまえから目にしてたけど、
最近になってこのwwwwwwが気になってきた。
wwwはどう発音するのか。「うはwwwおkwww」「ちょwwwおまwww」なんて
いったいなにをいっているのか。
わたしはもうわかくない、と告白しているようなものかもしれないけど、
このwwwは意味がわからないし抵抗がある。
みんながいっせいにつかいはじめたのも気もちわるい。
電話するときにつかう「もしもし」は
だれがかんがえたことばだろう。
たちどまってじっとかんがえてみると奇妙なことばなのに、
いまでは「もしもし」なしではやっていけない。
もし、「もしもし」がなければ、われわれはかわりになんというだろう。
「ハロー?」じゃかっこわるいし、いきなり「こんにちは」もおかしいだろう。ここは「もしもし」しかないのだ。
なんねんかたつと、wwwは「もしもし」みたいな存在感をもつのだろうか。
wwwがなくて、よくやってましたねー、なんてむすこたちの世代は はなすのか。
たぶんわたしは一生wwwなんてつかわない。このんでつかうひとの気がしれない。「もしもし」みたいな唯一の記号となるまえに、はやくwwwがすたれてしまえばいいのに。
(吉田 淳)