「ミュージックプラザ」から『ドカドカうるさいロックンロールバンド』
夕方のおくりの時間、車にのってキーをひねったら
NHK-FMの番組「ミュージックプラザ」から
RCサクセションの『ドカドカうるさいロックンロールバンド』の
イントロがはじまった。
まるでだれかがCDを準備していて、わたしがのるのをまってかけたような、
ドンピシャのタイミングだ。
ボリュームをあげ、その曲がおわるまできいていた。
何年かいちどにこういうことがおこる。
前回はボブ=マーリーの『ワン・ラブ』だった。
ほんとうは、こういうことはしょっちゅうおきていて、
ただそれがすきな曲だったから記憶にのこっただけなのだろう。
時計をみるたびにいつもゾロ目、というのといっしょで、
印象にのこったことだけが記憶される。
それだけ「ミュージックプラザ」と
『ドカドカうるさいロックンロールバンド』は
意外なくみあわせだった。
いつも自分の車できいてるから、ながしてしまえばいいのに、
ファンとしてはちゃんときかなければならないような気がして
しっかりきいた。
ときどきおこるこうした偶然のであいにおどろきながら、
あらためていい曲だと感心した。
(吉田 淳)