ピンメリは、メリーさんのひつじのことではありません

きょうの「お題」はクリスマスです。
あまりにもベタなお題で、こういうのも意外と
かけそうでかけません。

このまえ新聞に「ピンメリ」ということばがでていました。
「ピン」はピン芸人のピン、「メリ」はメリークリスマス、
つまりひとりでむかえるクリスマスのことなのだそうです。
はじめは「メリーさんのひつじ」と
なにか関係のあることばかとおもい、
その印象がつよかったせいか、
ピンメリという新種の羊のイメージが
わたしの頭からはなれません。
緑の牧場でひとり草をはむピンメリひつじ。
あんまり悲壮感はなく、
かえってしあわせそうにみえるピンメリです。

ひとつのカップルがこわれると
２人のピンメリがうまれるし、
反対に、ひとつのカップルがうまれると、
２人のピンメリがへることになります（あたりまえ）。
ただ、ピンメリはけっしてさみしがりやではないので、
あまり気をつかわないで、
そっとみまもっていくのがただしい観察方法といえます。

2012年の冬には「ピンメリ」なんてことばがはやったなーと、
いまのわかいひとたちはおもいかえすのでしょうか。
あんまりながつづきしないことばのような気もするし、
これからどんどんふえていくような予感もあります。
ひとりでたのしく生きるピンメリは、
そのうち負け犬と意気投合して
日本中に繁殖していくのかもしれません。