ピピとピピ2

特定非営利活動法人ぐりぐりの放課後等デイサービス・ピピと児童デイサービス・ピピ2のブログです。毎日元気にぐりぐり遊ぶ様子が残せたらいいなぁと思っています。

コミュニケーションってむずかしい・・・

 現在、ピピの午前中の業務として「個別支援計画の見直し」をしています。
個別支援計画という字をみるとなんだかすごく大それたもののように感じますが、ピピでの計画は『あそび』がメインです。なんたって元気にぐりぐり遊んで欲しいという願いで作った事業所ですから!
『どんな遊びを通じて どんなことを どんなふうに伝えていこうか』というようなことを、ひとりひとり考えて計画として書いていくのです。
夏休みから始まったピピなので、当初 考えられていた支援計画はできるようになっていたり、ピピでのそのこの様子がよくわかってきた今となっては「これは、ちょっと違うんじゃないの?」というものもあったりなので、見直しをすることになったのです。
メンバーは吉田さんと私の二人ですが、改めてひとりひとりについて話し合いだすとあっという間に午前中が終わります。
そして、わかったことは・・・結局いきつくところは「コミュニケーション力」だな〜ということでしょうか。
よく「自立」「自立」と言われますが、私自身は自分で何でもかんでもできるようになることが「自立」とは思っていません。
「ここをこうしてほしい」「これはいやだ。あっちがいい。」「ここまではするけど、ここからはお願い。」そんなふうに自分のことを自分で決めてだれかに伝えることができるのが「自立」と思っています。
なので、私が思うピピでの自立した姿は「誰かと一緒に仲良く楽しく気持ちよく遊ぶ」「遊びたいことを自分で決めてしっかりあそび込む」「一緒に遊ぼう を上手に相手に伝える」だったりするわけです。
もちろん、スケジュールを自分で見て自分で動くことだって自立でしょうし、おやつの準備や後片付けだって自分のは自分でしますし、食べたいおやつだって飲みたいジュースだって自分で選ぶのですから自立になるのですが、それらは基本的に「自分」で完結することと、対「スタッフ」です。遊びの場合は、もちろん自分で完結することもありますが、対「スタッフ」のこともあれば、対「お友達」のことも、対「あこがれのお兄ちゃん」だったりのこともあるわけです。
TEACCHトレーニンセミナーでの講師の先生の言葉「コミュニケーションスキルについては 特にスモールステップ!スモールステップで成功体験を重ねる!」を心の中で何度も唱えつつ計画(という名の作戦www)を立てあれこれツールを作っております。
「これどうでしょう?」と聞く私に、吉田さんの返事はいつも「とにかくやってみましょう。」・・・ちっとも安心できない!もっとほかにないのか!!(←心の声)
コミュニケーション力が決して高くはない私たちが立てた計画に作ったツール・・・どうなることやら・・・うまくいくかなぁ〜とドキドキする日々が続きそうです。