鷹の爪が再開したこと
しばらくおやすみしていた「鷹の爪」が
4月にはいって再開した。
毎週金曜日の18:20から
E−テレの「ビットワールド」にチャンネルをあわせると
(ふるいいいかただ)
いきなり「さあ、今週もはりきって世界征服!」
のナレーションをきくことができる。
この作品がつくられてからもうずいぶんたつのに、
あいかわらずへたうまの絵がかわらないのは
たいしたことだとおもう。
あんな作風なので、きゅうに絵がうまくなったら
みてるほうは違和感があるだろう。
でも、この作品は、いつまでたってももとの絵のままだし、
紙芝居をみてるみたいに
絵がぜんぜんうごかない。
たとえばデラックスファイターのところに
鷹の爪団の5人がやってくる場面では、
ふるいアニメーションみたいに
5人がかたまりで登場する。
デラックスファイターはいつまでたっても
手をうごかさず、戦闘ポーズのままだし、
総統はただつったっているだけだ。
つまり、この作品は会話でもっているのであり、
へんに絵をうまくして、うごきでみせるわけにいかないのだ。
ということはどうでもいいけど、
十年一日のごとく、かわらない鷹の爪団にまたあえて
すごくうれしい。
「かわらなきゃ」「進化しなければ」
というプレッシャーがつよいいまの時代に、
これだけかわらなでいてくれる「鷹の爪」の存在は
なにごとにもかえがたい。
毎週金曜日18:20からのビットワールドをおみのがしなく。