ピピとピピ2

特定非営利活動法人ぐりぐりの放課後等デイサービス・ピピと児童デイサービス・ピピ2のブログです。毎日元気にぐりぐり遊ぶ様子が残せたらいいなぁと思っています。

振替休日のため、電車にのって平田へ

学校の振替休日ということで、
朝からの利用がありました。
1対1の対応ができたので、
一畑電車にのって平田へでかけます。
平田でなにかイベントがあるわけではなく、
のりものにのるのがすきな人だったので、
純粋なおでかけとしての平田ゆきです。

連休中ということもあり、
いつもよりはお客さんのおおい車内です。
いっしょに電車にのったピピの利用者さんは、
電車のゆれや車内放送に耳をかたむけ、
自分のすきなうごきをキャッチすると、
ニーッと笑顔をみせてくれます。
お金をかけて(わたしがはらうわけではないけど)
電車にのったかいがありました。

40分ほどで平田についたので、
駅まえを散歩します。
文具店やお化粧品店があるほかは、
みごとなシャッター街となっています。
「あげたての天ぷらの店」という
おいしそうで、はいりたくなるような店も
いまではもう営業をやめていました。
率直にいって、かなりさみし気なとおりと
いわざるをえません。

平田というと、そういえば
もう10年くらいまえに
パソコンをつかわない方針をだした
市長さんがおられました。
あれから施策をどうかわっていったのでしょう。

平田につくてまえの駅で、
黒いスーツにノーネクタイという
40代の男性がのってこられました。
かばんから『出雲 殺意の一畑電車』という文庫本をとりだして
よみだされます。
あとでしらべてみると
西村京太郎の十津川警部ものでした。
外の景色にはぜんぜん目もくれず、
むさぼるように本をめくられています。
一畑電車にのってこの本をよむことが、
この方どんな意味をもっていたのでしょう。
なんだかまちがいのような、
どまんなかの読書のような、
不思議な景色でした。