すべり台であそぶカラス
「公園の滑り台で遊んだりもするんですよ。
足を開いて翼でうまくバランスを取ってツツツーと滑り、
下まで行ったらまた上に上がって滑るというように、
何度も繰り返し行ないます。
もっとすごいのは、雪の積もった斜面を
繰り返し背中で滑っているカラスもいるんです」
子ネコだってじゃれあってあそぶのですから、
そりゃカラスだってあそぶでしょう。
でも、すべり台であそぶカラスというのは
ずいぶんシュールな風景です。
人間にしかできないとおもっているいろんなことを、
カラスたちはあざわらっているような気がします。
少子化問題もアベノミクスも、
とっくのむかしにおみとおしなのかもしれません。
村上春樹の本に、
「雪のうえでひなたぼっこをしているカラスを
かぞえるようなもの」
という、有名な比喩があります。
ひなたぼっこではなく、
カラスたちはすべってあそんでいたのかもしれませんね。
ディズニーランドの休館日には(そんな日あるのかな?)
カラスの大群があつまって、
人間がふだんやっていることをためしているのではないでしょうか。
パレードがくるのを、じっとまってたりして。