ピピとピピ2

特定非営利活動法人ぐりぐりの放課後等デイサービス・ピピと児童デイサービス・ピピ2のブログです。毎日元気にぐりぐり遊ぶ様子が残せたらいいなぁと思っています。

世界征服のためには先われスプーン程度の発明ではものたりない

今週の鷹の爪は、ゆたかなアイデアで世界征服、ということで、
総統が壁にはいりつけられるフセンを、
吉田くんが先われスプーンを、
レオナルド博士がジャバラをつけて、まがりやすくしたストローを、
それぞれ提案している。
もちろん3つともすでにつかわれている製品で、
でもまあ、つくられた当時はめずらしい商品だったのだろう。

以前よんだなにかの記事に
電子書籍のつぎに発明されるもの、それは紙の本」
というのがあった。
紙の本は、おとしてもこわれないし、
充電の必要はないし、めくれば全体をすぐに把握できる。
どこにでももってであるけるし、
めちゃくちゃおもたいわけでもないし、
値段がたかすぎてかえないわけでもない。
客観的にみれば、ものすごく高性能な機能がつめこまれた
画期的な製品なのだ。

さらにすごいのが新聞で、
かんたんに一覧できる視覚的にすぐれたレイアウトで、
32ページほどにたくさんの記事がもりこまれている。
1部を100円ほどでかえるし、さらにそれを
家までとどけてくれるというスペシャルなサービスつきだ。
新聞がない時代に、いまあるような新聞を発行しようとしたら、
ぜったいに無理だとまわりのひとにバカにされるだろう。
ありえないほどすぐれた製品ということを
ふだん利用しているわたしたちはわすれがちだ。

フセンも先われスプーンもジャバラストローも、
そうたいして必要なものではなく、
なくてもどうってことはない。
世界征服をするには、本とか新聞みたいに、
日常生活によくなじみ、それがない世界をかんがにくいような製品を
発明する必要があるのだろう。