「おでかけがたのしかったひと、手をあげて!」
このまえ学校におむかえにいくと、
予定より30分おくれて社会見学からのバスが校庭にかえってきました。
おそくなってるのだからはやく解散すればいいのに、
子どもたちをあつめて先生がおわりの会をしきっています。
「きょうのおでかけがたのしかったひと、手をあげて!」
「まわりのひとに迷惑をかけずにうごけたおおもうひとは
手をあげて!」
わたしが小学生6年生のとき、なにかのはなしのついでに、担任の先生が、
「君たちはタタミの部屋をどうやってホウキではくか、しっているか?」
とたずねてきたことをおもいだします。
そんなことをわざわざいうくらいだから、よっぽど気のきいた
方法があるのかと、
みんなつぎの言葉をしずかにまっていると、
「タタミの目にそってホウキではくんだ」
ということです。
ヒザのうらがわを、かっくん、とやられたみたいに
ずっこけてしまいました。
この、ベタなかわらなさが学校のよさなのでしょう、きっと。