なぜ女子ジャンプの選手はみんなかわいくみえるのか
高梨沙羅のジャンプをWカップ札幌大会ではじめてみる。
99mをとんだ。
うつくしいフォーム。
ふみきった直後をうしろからとらえた映像は、
まるでゼロ戦をおもわせる絶妙な曲線をえがく。
年齢をしるまでは(17歳)、小学生かとおもうほど、
ちいさなからだとあどけない表情なのに、
すごく大胆で成熟したジャンプをみせてくれる。
高梨選手だけでなく、
女子ジャンプの選手はみんなかわいくみえる。
ヘルメットとゴーグルのせいか、
それとも出発まえの緊張感のせいか。
ジャンプをひかえ室でまつ選手たちは、
なかのいい女子高生のグループみたいだ。
じっさいにわかい選手がおおく、10代がめずらしくない。
蔵王でおこなわれているW杯は、41人ちゅう、17人が10代だ。
ジャンプは、いちにちに何本くらい練習でとべるのだろう。
まえの選手がおわらないととべないので、
そう何十本というわけにはいかないだろう。
量をこなせないと身につかない技術もあり、
それなのにわかい選手がおおいということはどういうことか。
女子ジャンプにはいろいろな不思議があって
とてもおもしろい。