ピピとピピ2

特定非営利活動法人ぐりぐりの放課後等デイサービス・ピピと児童デイサービス・ピピ2のブログです。毎日元気にぐりぐり遊ぶ様子が残せたらいいなぁと思っています。

実践報告(発表?)

今日、島根県相談支援従事者専門コース別研修「障がい児支援」でピピでの取り組みを発表する機会をいただき、行ってきました。
相談支援事業所の相談支援専門員の方たちに放課後等デイサービスが何をしているのかを教えてほしい・・・という依頼だったのですが、放課後等デイサービスといってもいろんなところがあります。松江市だけでも14ヶ所になると聞いたのは先月だったでしょうか。
それぞれに特色があり、取り組みも違うはずです。思いや考えもそれぞれで違うことでしょう。それは違って当然で、その違いが利用を考えるときの選ぶ理由になるはずです。
「よその放課後デイがなにをしているのか知らないのでお話できません。」とお返事したところ「ピピでやっていることをはなしてくれたらいいです。」との言葉をいただきました。おまけに15分〜20分ということ。
「ピピのことでいいなら(15分くらいなら話せるかも)・・・」と受けたのが経緯です。
放課後等デイサービスは、案外やってることを外部へと発信する機会のないジャンルです。療育が目的となっている放課後等デイサービスがどんな考えで何をやっているのか・こどもたちがどう過ごしているのかを伝える場は求められたこともないし、現在利用しているこどもたちの関係機関の方で求めてくださるかどうか…といったところです。連携が必要だとどの研修会でも聞くけれど、実際は相談支援専門員さんや学校の先生の気持ち次第という感じです。
だから、こんな機会をいただけるのはほんとうに光栄なことです。…が、中学生の頃 3分間スピーチをしゃべり切ることができなかった自分を思い出し『15〜20分って大丈夫かなぁ』と一抹の不安がよぎったので、本日は写真と実際に使っているボードやカードを持ち込んで乗り切りました。
相談支援は相談に来る方の話を聞くのがお仕事でもあるわけで、慣れてらっしゃる!拙いしゃべりにあたたかく耳を傾けていただき助かりました。
内容がどうであったかはさておき…とりあえず、人の前に立つことのない私が発表を乗り切ったということだけは『自分で自分のことを褒めてあげたい』そんな心境です。
ピピでの取り組みは、実際に見ていただくのが一番伝わると思います。
今日の話を聞いて興味を持っていただいた何人かの方に「見学に行かせてくださいね」という言葉をかけていただきました。ありがたいことです。
現在、利用希望の見学で相談事業所さんから問い合わせがあるときに確認されることは、まず利用できる曜日や時間です。放課後等デイサービスは療育が目的の場で、預かりは日中一時支援となったはずにも関わらず「ピピではこんなことしてるときいたけれど、こんなことはしてもらえますか?」「この子にはこんなことが必要だけどこんな取り組みはできませんか?」という取り組みについての問い合わせをいただいたことはまずありません。
その都度『やってることは別にどうでもいいのかしら?』と残念な気持ちになっていたのですが、それは伝わるように 取り組みを伝えていくこと・情報を発信していくことをしてない自分のせいなんだろうなぁと帰り道にふと思いました。
情報は求めていく人のところには集まるけれど、求めていない人のところには届かないものというのはどの業種もどんなサービスもそうだと思います。が、福祉サービスというのはそういうものではないのかもしれません。
サイトやブログ・フェイスブックで発信していてもダメなんだなぁ〜。
ピピからの情報をどんな風に発信していくか…今後の課題になってくるのかもしれません。