あきらめもまた、わることではない
ソチオリンピックでは、きいたことのない競技で
日本人選手が活躍していた。
メダルをとったり、入賞したら、
おおくのひとが「おめでとう」をいう。
この舞台にたてるまでに、どれだけたいへんだったかは
想像もつかない。
オリンピック種目で、たまたまいい成績をおさめたから評価されるけど、
これが音楽や演劇で、陽の光をあびないところで
じみーに活動しているひとは、
あたたかいことばばかりきいているわけではないだろう。
「いつまでも夢みたいなことを」という視線のほうが
つよいような気がする。
栄光と挫折は、紙一重だ。
ソチオリンピックで、努力がむくわれたひとだけでなく、
なにかにむかってもがいているひとを、
評価したいとおもう。
と、いいながら、アホなやつには「いつまでも夢みたいなことを」と、
ばっさりきりつけてあげるのだ。
栄光と挫折は紙一重だ。
あきらめもまた、わることではない。