かんきわまって、涙をこぼしたワッキーさん
「ブラジルサッカー紀行」という番組をみた。
ラモスさんとワッキーさんと女性のアシスタントの3人が、
W杯がひらかれるブラジルの町をおとずれる。
レシフェという町(コンフェデ杯で、日本がイタリアと試合をしたところ)のスタジアムをおとずれたワッキーさんは、
ロッカールームにはいり、気合をいれてから
W杯のテーマソングをくちずさみ、
うでをふってピッチへとむかう。
そうしたら、かんきわまったワッキーさんは、
涙をこぼしてしまった。
スタッフが、「どうしたんですか?」とあわててよってくる。
日本代表チームにがんばってほしいとおもったら、
自然になけてしまったのだ。
ワッキーさんのその気もちがすごくよくわかり、
「いいひとだなー」とおもった。
ラモスさんはラモスさんで、いつまでもあついひとだ。
たいていはにこやかにわらっているのに、
ブラジルと日本の代表チームにはなしがむくと、
なにをいっても真剣で、冗談がつうじない。
Wカップについて、「絶対かつにきまってるでしょ!」とか、
「あたりまえじゃないですか、応援にいきますよ!」という。
でも、番組のおわりで
ブラジル代表についてコメントをもとめられると、
きゅうにこまったような顔になった。
「かってほしいけど、でも・・・」と
はぎれがわるい。
スペインやイタリアがつよいし、
なんといってもドイツがつよい。
そんななかで、わがセレソンは
むつかしいたたかいになるだろうという。
つよ気のラモスさんでさえみとめざるをえない
くるしい状況なのだ。
ラモスさんのこまったような表情から、
いまのセレソン(ブラジル代表)がうけているものすごいプレッシャーと、
強豪にかこまれているむつかしい状況がうきぼりになった。
もうすぐWカップなんだ、いよいよ本番なんだと、
6月のブラジル大会がたのしみになった。