先週のまとめ
むかしよんだ筒井康隆さんの本に
「クモの子をちらすようにクモの子がにげた」という文があった。
クモの子がにげる様子は、「クモの子をちらす」以外に
なにかいいたとえはないものだろうか。
「メイプルシロップとはちみつは、
醤油とナンプラーくらいちがいます」
とほぼ日のなにかにかいてあった。
これなんか、すごくわかりやすい。
Wカップでは、アナウンサーが選手の名前に苦労している。
「ダビド=シルバのクリアー、失礼、
チアゴ=シルバのクリアーです。
失礼、
ダビド=ルイスのクリアーでした」
ブラジル人の名前がすごくややこしい。
ボスニア=ヘルツェゴビナの選手名も アナウンサーに同情する。
◯◯ビッチがほとんどなのはいいとしても、
ベシッチ
ピャニッチ
ミシモビッチ
スパヒッチ
とつづくとよみあげるのもたいへんだ。
ハリス=メジュニャニン
なんて名前の選手もいる。
おぼえたころにはグループリーグ敗退というのが
ボスニアにも、アナウンサーにも気のどくだった。
(吉田 淳)