ピピとピピ2

特定非営利活動法人ぐりぐりの放課後等デイサービス・ピピと児童デイサービス・ピピ2のブログです。毎日元気にぐりぐり遊ぶ様子が残せたらいいなぁと思っています。

PECSレベル1ワークショップ 行ってきました。

 PECSというのは聞き慣れない言葉かもしれませんが日本語だと「絵カード交換式コミュニケーションシステム」となります。
ピピで使っている絵カードや写真カード・文字だけのカード いろいろありますが、これをもっと便利に使えるように勉強したいと思って参加してきました。
PECSやTEACCH 見える会話などなど いろいろな手立てがあり、それぞれの必要を感じてあちこちの研修に行きますが、なんとなく見よう見まねでするよりも、ちゃんと教えてもらって理解するって大切だなぁと思います。
ここでいう『ちゃんと』とは、もちろんちゃんと教えてくださる講師の先生になるわけですが、PECSにしてもTEACCHにしても見える会話にしても、考え方の基本はきちんとおさえておかないと「こどもたちにとって便利なもの」がいつの間にか「子どもたちがやらなければならないもの」になってしまいそうな気がします。習ったやり方をそのまま持ってこようとしてしまう大人って多いですから。
子どもたちに便利でなければ、生活で使えなければ意味がないですよ・一人ひとりちがうのだから一人ひとりに合わせて柔軟に変えていくのがあたりまえですよ・子どもがたのしくできなければダメですよ、無理強いしないでください いままで習ったどの講師先生もそういう基本の姿勢から教えてくださいます。
そして、うまくいかなかった時のこともきちんとおさえてくれるのが良い研修の特徴でしょうか。
PECSのエラー修正、TEACCHの再構造化。『うまくいかなくってもだいじょうぶ。うまくいかなかったら何が原因か考えて、変えればいい・戻ればいい。うまくいく方法はかならずありますよ』このメッセージはほんとにありがたいです。
だから受講後は「明日からこうしてみよう」「こうしたほうがいいかもなぁ」「こんなの作ってみよう」「あれを用意しなくっちゃ」と子どもたち一人ひとりの顔を思い浮かべながらわくわくして家路につきました。
ピピでは、PECSをする・TEACCHをする ということではなく、子どもに便利なこと・必要な方法を取り入れるという姿勢を忘れることなくやっていきたいと思います。
そして、便利な方法はたくさんある方がいい!!ということで これからも機会を作って勉強していきたいと思っています。

(たかはしあゆみ)