ピピとピピ2

特定非営利活動法人ぐりぐりの放課後等デイサービス・ピピと児童デイサービス・ピピ2のブログです。毎日元気にぐりぐり遊ぶ様子が残せたらいいなぁと思っています。

発表会もひとくぎり

今日は、子どもたちが通う学校のお祭りに行ってきました。
土曜日利用の子たちのお出かけ先です。
みんながんばっていました。遠目でみても一生懸命なのが伝わってきました。
「じょうずだね」「がんばってるね」みんなでそんなことを話しながら楽しい時間を過ごしました。
普段の学校での取り組みを上手にひとりひとりの出番に組み入れてあって、ピピでもあれやってみようか・これ用意してみようかと考えるいい機会をいただきました。

今日の発表会で、とりあえず2学期の各学校の発表会はひとくぎりです。
連日の練習でくたびれて帰ってきていた子どもたちも、またいつものように放課後を元気にぐりぐり遊んでくれることでしょう。みんなよくがんばったね!
子どもたちが舞台で見せてくれたがんばりが、学校の発表会で「おしまい」になることがないよう考えていこうと思います。
子どもたちがおうちでやっていること、学校での取り組み、ピピで遊んでいることそれがいい感じでつながっていかなきゃなぁと改めて感じました。
(たかはしあゆみ)

塗り絵 達人への道!

先日紹介した、マンダラ塗り絵大好きなAちゃんの作品です。

まずは、2014年12月の作品。

そして、こちらが今日の作品!

どちらの作品も、柄を選んで→塗って→切って→画用紙選んで→ノリではって→できあがり!の手順をひとりでやっています。
1年でこんなに上手になるんだなぁと並べて見ながらちょっと感動!
これからも子どもたち一人一人が「好き!」「やりたい!!」と思って取り組めるような材料をたくさん用意しなくっちゃ。
そして、今日もAちゃん。大満足の笑顔で作品をもっておうちへ帰りました。
うん よかった!
(たかはしあゆみ)

のどあめ

天候と気温が伴わない山陰の秋。どうしても、かぜ気味な子が増えてきます。
鼻水や軽いセキ・・・も続くとちょっとしんどそう。
長年、息子の喘息と付き合っている私は、ほかのことはともかくセキには敏感www
のど飴を用意しているのですが、コンコンセキがつきだした子に「のど飴なめようか」と聞いたところ「いーやーーー」『あ〜。伝わってないわ〜。』と思った出来事がありました。
その日は、ほかの子たちが「なめるなめる!」となめだした勢いでなめていましたが、理由も伝えたいところですよねぇとお母さんとも話していました。
・・・ということで作ってみました。

おめめどうさんの4コマメモです。
うまく伝わるかなぁ〜。今日はちょっとドキドキしながら様子をうかがっていましたが、ピピではセキもつかず元気!
そうなんですよね。気温が上がっているときはつかないもんですよね。
そして、夕方のお迎えの時間に軽くコンコン。急に冷えてくるこの時間からがセキが出るんだよねー!・・・ということで、のど飴と4コマメモとをお母さんに渡してバトンタッチ。
おうちで使う場面があるかなぁ?お母さんからのご連絡を楽しみにしようと思います。
うまく伝わって、ちょっとでも楽にこの季節を過ごせるといいなぁ〜。
(たかはしあゆみ)

いい天気♪

今日も始まりました!
ただいまスタッフ総出で準備中。
げた箱・ロッカー・スケジュール・おやつにタオル、そしておもちゃの整備と子どもたちを迎えるまでにすることてんこ盛りです。
今日はとってもいい天気♪
お散歩が楽しみな子も今日は久しぶりにたっぷりお散歩できそうです。
さて、今日もたっぷり遊ぼうと思います!
(たかはしあゆみ)

動機

塗り絵が大好きな女の子。
ピピでは、マンダラ塗り絵を用意しています。
塗り終わった後、まぁるく切って色画用紙にペタッと貼って作品の完成です。
毎日、それはそれは楽しそうに作品を作って「できた!みてー!」というように見せてくれます。

最近では、マンダラ塗り絵の本の中から好きな柄を選んでコピーのリクエストをしてくれます。
すごいでしょ。
わたしも毎日どんな作品を見せてくれるかなぁと楽しみにしています。
塗って切って貼って満足そうなニッコリ笑顔 彼女のこの笑顔を見るために私はここにいます!といつも思います。
そして、毎日できあがる作品も少しずつ変化しています。
色使い、枠からはみ出ない塗り方、そして なんといっても「はさみの使い方」!!
これが驚くほど上手になりました。
ジャキジャキからシャーといった具合に見違えるほどのはさみさばき!
それもしっかりとマンダラ模様の外側の○の線を切っています。
最初のころの作品は、ギザギザの切り口(これはこれで味があって好きなんですがw)。
これが今ではまっすぐ1本の切り口なのです。
彼女が作品作りしている姿を「すごいなー」と思いながら見守ります。
「やりたい!」「これ好き!」そんな気持ちってすごく大事だなぁと改めて教えてもらっています。
さて、今日もみんなの「やりたい」気持ちをくすぐるべく、どんな仕掛けをしようかなぁwww私にとっての仕事の動機は子どもたちの笑顔のようです。
(たかはしあゆみ)

雨降りの日

雨の日は、ちょっとブルーな気分になるものですが・・・
ピピの子どもたちが大好きなCDの中に「ながぐっちゃん」という歌があります。
♪ながぐつのながぐっちゃん 今日もお外で遊べない だってほらほら晴れた空 あめがふったらいいのになぁ〜 ピピポラララタッタラタ〜ピピポラララながぐっちゃん♪
これをみんながそれはそれは楽しそうに歌うのです。
いっつも聞いてたらなんとなく雨もいいかという気分になってきた今日この頃。

同じCDの中に「ね」という歌があります。
その中の♪いろんな偶然が重なって ここにこうしてあなたと いっしょにいられることがただとてもうれしい♪この部分を聞くたびに、運転しながら『ほんとだなぁ〜』といつも思います。

送迎の車の中でかかる音楽。
こどもの歌もいいねぇと思う今日この頃です。
でもひとつ・・・ハイホーもいい歌なんだけど、リピートは2回でいいかなぁwww

(たかはしあゆみ)

夏休みの素敵な出来事♪

あっという間に、時は過ぎ・・・夏休みも無事終了。
2学期も始まり、子どもたちは順調に行事をこなしてきています。行事が苦手な子も多く、お疲れモードで帰ってくる日もありますが、様子を見ながら行ったり来たりの日々です。
今年の夏休みは、ピピにとって4回目の夏休み。
今回が一番 子どもたちのかかわりが濃い面白い遊びを見ることができました。
中でもとっておきのエピソードを・・・

小学2年生のSくん。
1年生のころは、楽しい気持ちや何かが気になった時の気持ちを抑えることが難しく母屋で過ごすにはしんどいことが多かったので、はなれで過ごすことが多い彼でした。スケジュールがわかって、安心して過ごす方法を見つけて・・・今では「休む」「運動(トランポリン)」「おやつ」「お弁当」ははなれで、「遊ぶ」「勉強」「お仕事」「絵本」は母屋で過ごしています。どこで何をするのか自分で選んですごせるくらい、自分のことがわかるお兄ちゃんになってきました。
母屋ですごすようになって、最初は「物(おもちゃ)」に目が行っていた彼もだんだんと「ほかの子の遊び」に興味を持ってくるようになっていました。そろそろ、個の遊びから共同の遊びに行くころかなぁと思いつつ見守る夏休み。転機がやってきました。
汽車セットと積み木で街づくりをしていたKくんの遊びがトーマス大好きのSくんには「やってみたい」遊びになったようです。
なんとなく中に混じることができてウキウキ。。。しかーし、ウキウキ過ぎたのか思わず飛び跳ねてしまい作っていた街が崩れてしまいました。
崩れた街にみんながしーん。
とっさに「ごめんなさい」とSくん。
それに対して「・・・」と返事がないKくん。
するともう一度「Kくん ごめんなさい」
「・・・いやだ・・・」
聞いた瞬間に、Sくん大泣き! きっと「ごめんなさい」には「いいよ」がセットだったのでしょう。想定外の返事がかなりショックだったようです。
収拾がつかないくらい大泣きになってしまったSくん。私にしがみついて泣きだし「はなれ行きます!」すごいなぁ。自分で落ち着く場所をわかっていて上手にリクエストできました。
「はい。行こうか。」とはなれに行っている間に、スタッフに「悔しかった気持ちはよくわかるから許す必要はないけれど『Sくんがうれしすぎて飛び跳ねちゃったこと』『ニコニコして謝っていたのは反省してないからではなくてSくんは困ったときにニコニコしちゃうこと』はわかってあげてね。」とKくんに伝えるようお願いしました。
その日はショックから立ち直れなかったSくん。「Kくんいやだって。いやだ(は)いけんよ。」と言いながら泣いていました。「そうだねぇ。いやだって言ってたねぇ。こわしちゃったからおこったんだねぇ。いっぱいこわれたもんねぇ。」と答えるとだまって毛布にくるまっていました。

さて、次の日・・・Sくんがはなれから母屋に来るとKくんが街づくりをしています。その遊びをじっと見るSくん。「一緒に遊んでくださいって言うんだよ」と助け舟を出すと「Kくん 一緒に遊んでください!」「いいよ!」やったぁ!仲間に入れてもらえました。
二人の遊びをちょっとドキドキしながら見守っていると、Sくんとっても慎重に遊んでいます。すごいなぁ。
そして、できあがった街です!

積み木の上にレールを乗せるのも、動物園の動物を並べるのも、積み木でおうちを作るのも、新幹線を走らせるのも繊細な指先の動きはもちろん崩さないよう台無しにしないよう慎重に作って遊ぶ必要があります。


そして、すごくうれしそうなSくん!

「一緒に遊びたい」「この遊びがしたい」そういう子ども自身の思い(遊びの動機)ってすごく大事だなぁと改めて感じました。
これがもし「いっしょに遊びなさい」「これで遊びなさい」「なかよくしなさい」と大人に言われて始まった遊びだったら、こんな素敵なドラマは生まれなかっただろうなぁと思います。

夏休み、子どもたちはたくさん素敵な作品を作ってくれました。
作品も素敵でしたが、その作品ができあがるまでにみせてくれた遊びや心の葛藤もとっても素敵でした。
たくさんの素敵エピソードの中から、ひとつご紹介でした。
(たかはしあゆみ)